![]() ヘアケア用品や洗剤などの日用品で果物の香り付き商品を選ぶ消費者が増えている。ラベンダーなど定番の花系の香り付き商品に加え、その日の気分などで香りの使い分けを楽しんでいる。 天然素材の化粧品などを販売するラッシュジャパン(神奈川県愛川町)ではパイナップルやパパイア、マンゴーなどの果物を原料に使ったシャンプー「アイラブ・ジューシー」の販売量が8月までの一年間で前年同期を26%上回った。ビタミンCを豊富に含むために肌を柔らかくするとされるキウイなど「香りとともにフルーツの持つ効用にも消費者の関心が集まっている」という。 NSファーファ・ジャパン(東京・墨田)では3月発売の「ファーファ台所用洗剤ストロベリーミント」が人気。9月にはリンゴの香りの衣料用液体洗剤「ファーファ液体洗剤クリアアップルブロッサム」を追加し、品ぞろえを広げた。花王が4月に柔軟剤「フレアフレグランス」に追加した「心華やぐ パッションベリーの香り」も売れ行きは好調。既存の花系などを加えた4~8月のシリーズ全体の売上高は前年同期比4割増えた。 消臭芳香剤ではエステーが主力ブランド「消臭力」シリーズで果物系の香りを拡充。今春に4品目を追加し、果物系を9品目に増やした。3~8月の果物系の出荷額は前年同期比で約5割増と大きく伸びている。 |